【11/22】塾3つ掛け持ち5時間vs塾なし65%合格、中学受験の新常識と教育費の分岐点

中学受験を控える家庭にとって、塾選びと費用対効果は最大の悩みだ。岩田剛典が小学時代に進学塾3つを掛け持ちし1日5時間勉強して慶應普通部に合格した一方、じゅけラボ予備校の調査では塾なし受験生の第一志望合格率が65.2%と塾利用者を約10ポイント上回る逆説的な結果が明らかになった。ただし医学部や国公立など難関校合格率では塾利用者が3.5倍と圧倒的に優位で、塾の真価は「より高い目標への挑戦支援」にあることが判明した。今朝は子どもの志望校レベルと家庭の教育方針を照らし合わせ、週末には塾の体験授業や費用シミュレーションで年内の方針を固めたい。

・塾なし受験生の第一志望合格率65%、塾利用者を10ポイント上回る調査結果 - じゅけラボ予備校
大学生の保護者1049名を対象にした調査で、塾や予備校を利用しなかった層の第一志望合格率が65.2%と塾利用者の55.4%を大きく上回った。ただし医学部・獣医学部合格者は塾利用者が3.5倍、国公立は1.5倍と難関校では塾の効果が顕著だ。塾なし層は身の丈に合った志望校設定で高合格率を実現し、塾利用層はより高い目標に挑戦する傾向が浮き彫りになった。中学受験でも志望校レベルと塾の必要性を見極める判断材料となる。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000170.000107104.html

・岩田剛典が明かした小学時代、進学塾3つ掛け持ちで1日5時間勉強の実態 - スポーツ報知
三代目JSBの岩田剛典が小学時代に愛知県模試1位を獲得し慶應普通部に合格した背景には、進学塾3つの掛け持ちと1日5時間の勉強があった。国語・算数など科目ごとに塾を使い分け、テレビ禁止の環境で「勉強が仕事」と語るほど没頭した。教育熱心な親の方針で強迫観念に近いマインドになったと振り返るが、体育が得意科目だったエピソードも披露。塾の複数利用は費用と時間の負担が大きく、家庭の教育方針と子どもの適性を見極める必要がある。
https://hochi.news/articles/20251121-OHT1T51184.html

・サンデーショック2026年度、第1・第2志望校選びの新戦略 - 読売新聞オンライン
2026年度入試は2月1日が日曜のため多くの難関校が2日に試験を実施するサンデーショックとなる。サピックスの模試では共学校で男女別定員がある学校や男女で合否判定が異なるケースに注意が必要だ。第1志望と第2志望の組み合わせ方が例年以上に重要になり、併願戦略の見直しが求められる。今から過去のサンデーショック年のデータを確認し、志望校の出願傾向を分析しておくことが合格への近道となる。
https://www.yomiuri.co.jp/kyoiku/support/ranger/20251118-OYT8T50074

・中学受験の新タイプ入試、偏差値至上主義から社会即戦力育成へ転換 - AERA dot.
大学入試改革で総合型選抜が増えたことに伴い、中学受験でも子どもの主体性を評価する新タイプ入試が広がっている。思考力型・適性検査型・総合選抜型・表現型など多様な形式が登場し、答えのない問題に対応する力が重視される。以前は新タイプ入試合格者が大学受験で不利になる懸念があったが、大学も主体性評価に転換したため保護者の不安は解消されつつある。従来の4教科型と新タイプ入試のどちらが子どもに適しているか、週末に学校説明会で確認したい。
https://dot.asahi.com/aerakids/articles/-/269346?page=2

・転勤を資産形成の複利投資と捉え、総資産2億円でFIREした50代の教訓 - AERA dot.
大手IT企業の転勤族として働き総資産約2億円を築いた50代男性は、転勤を「環境適応力を磨く長期投資」と位置付けた。転勤手当の増額や福利厚生を活用し、生活費・教育費・趣味の費用を賄いながら資産を増やした。企業が転勤手当を最大100万円に引き上げる動きが広がる中、転勤を受け入れる人材の市場価値は高まっている。子どもの教育環境を優先して転勤を拒否する選択肢もあるが、長期的な家計戦略として転勤のメリットを再評価する視点も必要だ。
https://dot.asahi.com/articles/-/269888?page=1

・高校生開発の進路指導AI「しろちゃん」、個別最適化機能を強化 - こどもとIT
スタディメーター株式会社が高校生・大学生コミュニティを通じて提供する進路指導AI「しろちゃん」が機能拡充を実施した。生徒一人ひとりの志望や学習状況に応じた個別最適化を強化し、進路選択の精度を高める。高校生自身が開発に関わることで現場のニーズを反映した設計となっている。中学受験でも志望校選びや学習計画にAIツールを活用する動きが広がっており、保護者は子どもの適性診断ツールとして試す価値がある。
https://edu.watch.impress.co.jp/docs/news/2065268.html

・米国教員向け「ChatGPT for Teachers」無償提供、日本の教育現場への示唆 - こどもとIT
OpenAIが米国の教員向けに「ChatGPT for Teachers」を無償提供し、指導方法や教室環境に応じた回答を得られる機能を搭載した。Canvaなど外部ツールとの連携でプレゼンテーション作成も可能になる。日本でも生成AIを活用した探究学習や個別最適化の取り組みが始まっており、家庭学習でも子どもの疑問に答えるツールとして活用できる。ただし情報リテラシー教育とセットで導入することが前提となる。
https://edu.watch.impress.co.jp/docs/news/2065237.html

塾の費用対効果は志望校レベルで大きく変わる。今日は子どもの学力と志望校を冷静に見極め、週末には塾の体験授業と費用シミュレーションで年内の方針を固めよう。