【11/23】こども支援NISA年120万円×私学無償化で変わる教育費設計 高校受験年内入試に教員66%が懸念

2026年度から始まる「こども支援NISA」は0歳から年120万円の非課税投資枠を提供し、大阪では私学無償化が公立高校を20年で約40校消滅させた。一方で大学受験の年内学力入試拡大には高校教員の66%が否定的な姿勢を示し、東京一工の上位2%という数字は「100回引けるガチャ」ではなく1回勝負という現実が浮き彫りになっている。高校入学時に大学進学費用の設計を求められる制度は家計の時間感覚を無視しており、教育費は単年度支出ではなく連鎖する投資だと認識すべきだ。朝のうちに児童手当と新NISAの組み合わせを確認し、週末には志望校の帰国生入試や推薦入試の要件を家族で洗い出しておきたい。

・こども支援NISA年120万円枠で0歳から教育資金を非課税運用できる新制度が2026年度開始へ - 税理士事務所解説
自民党資産運用立国議連が高市首相にNISA年齢制限撤廃を提言し、年末の与党税調で詳細が議論される見込みだ。ジュニアNISAとの違いは年間投資枠が120万円に拡大される点で、児童手当との組み合わせで18年間の長期投資が可能になる。学資保険や親の新NISAとの比較、贈与税の注意点を週末に確認し、家庭ごとの教育資金準備戦略を再設計する必要がある。
https://taxlabor.com/kodomo-shien-nisa-toha-2026

・大阪の私学無償化で公立高校が20年で約40校消滅 競争原理が教育費負担を軽減する一方で統廃合加速 - 教育掲示板議論
維新の会が大阪で実施した私学無償化により、実質自由競争が生まれ選ばれなかった公立校が定員割れで統廃合された。高校入学時に大学進学費用設計を求められる現状は、教育費が支出ではなく覚悟に近いという家計の時間感覚を理解していない。制度は返ってくるではなく最初から負担を要しない形でなければ、知の階層化を自ら進めることになると指摘されている。
https://www.inter-edu.com/forum/read.php?1254,7727356,page=6

・東京一工の上位2%は1回勝負 地方旧帝大は高1から先取りでコツコツ型が勝ちやすい現実を解説 - 教育系YouTube
偏差値70の東京一工は上位2%だが、ガチャのように100回引けるわけではなく基本的に1回勝負だ。年収2000万円や人気職業と同様、身近に錯覚しがちでも日常生活では周囲にいない難しさがある。地方旧帝大は偏差値65程度で上位2~7%、国公立は科目数が多く得意科目だけで逆転しにくい反面、早めの勉強スタートでコツコツ型が届きやすいと示された。
https://news.yahoo.co.jp/articles/47a4c14016c811069f2fc1f85f51e5d6efea2080

・大学受験の年内学力入試拡大に高校教員66%が否定的 代ゼミ調査で浮かび上がる現場の懸念 - マイナビニュース
代々木ゼミナール教育情報センターが2025年9月に実施した調査で、年内学力入試の拡大に高校教員の66%が否定的な姿勢を示した。受験指導や進路指導を日頃から担当する教員161人への独自取材では、入試時期の前倒しが生徒の学習継続や進路選択に与える影響を懸念する声が多数を占めた。家庭では志望校の入試要項を確認し、年内入試と一般入試のどちらが子どもに適しているか判断材料を整理する必要がある。
https://news.mynavi.jp/article/20251122-3687383

・おうち英語で渋幕帰国生入試合格 海外経験なしで小5英検2級を実現した家庭の毎日1時間習慣 - Yahoo!ニュース
東京都内の会社員家庭が0歳から英語の歌やDVDを流し、寝る前30分の絵本読み聞かせと小学生からの週2回英語学童で、長女は渋谷教育学園幕張中に帰国生入試で合格した。日本語と英語がどちらも中途半端で苦しんだ親自身の経験から、日本人として普通に生活しながら英語も無理なく身につける方法を試行錯誤した結果だ。共働きでも1日1時間程度の積み重ねが、中学受験で有利な英語力を育てる可能性を示している。
https://news.yahoo.co.jp/articles/8b40085334a6d1dad6d0e059db570f9ea4fd7b61

・中学受験国語の頻出作家ランキング 塾講師161人調査で瀬尾まいこ・重松清の次に出る作品が判明 - デイリー新潮
教育ジャーナリスト西田浩史氏が首都圏78塾161人の中学受験プロに直近3年間の出題傾向を独自調査し、小説文・論説文でよく出る作家と次に出る本を明らかにした。出題されそうな本をどれだけ読んでおくかが国語読解問題対策の鍵で、平均読書量は21冊という実態も浮かび上がった。週末に図書館で頻出作家の作品を借り、朝の10分間で音読する習慣を家庭で始めることが即効性のある対策になる。
https://www.dailyshincho.jp/article/2025/11220700

・慶応大現役合格率ランク私立男子1位は聖光学院56.77% 神奈川・東京勢が上位18校中14校占める - 産経新聞調査
インターエデュ・ドットコムと産経新聞の共同アンケートで、2025年入試の慶応大現役合格率は聖光学院が最高で2人に1人、浅野44.44%、本郷38.33%と続いた。現役合格数は複数学部の重複カウントを含むものの、単純計算で聖光学院は2人に1人程度が慶応大に現役合格した計算になる。早稲田大でも聖光学院が1位で、神奈川・東京以外では愛知の東海・海陽、北海道の北嶺がランクインした。
https://www.sankei.com/article/20251122-HD2RFMRJAFD7HP3W6KPCEG2I5I

・ひろゆき氏が断言 中学受験より家族仲が人生の幸せに与える影響は大きく東大合格とも関係ない - ダイヤモンド社
元外銀トレーダーで推薦入試専門塾代表の孫辰洋氏との対談で、ひろゆき氏は中学受験の結果と社会での成功はほぼ関係ないと指摘した。家族仲がいい家は親の能力値も高く世帯収入も多いため教育費をかけられるが、毒親から離れたくて東大に行くドラゴン桜的な入学の仕方はほぼ消滅している。義務教育で喧嘩した相手との仲直りの仕方を学ぶコミュニケーション能力が、中1からの子育てでも重要だと語った。
https://diamond.jp/articles/-/377633?page=2

こども支援NISAの詳細が年末に固まる前に、児童手当の使い道と投資枠の優先順位を週末に家族で話し合っておこう。年内入試と一般入試のどちらが子どもに合うか、志望校の入試要項を確認しながら判断材料を整理したい。